狭小変形地の飛び地を活用した「小径」のある戸建街区
DATA
つながりあう領域が生む、豊かな暮らし
さいたま市南区の有効利用が難しい変形宅地。複数の戸建を建設するのは困難と敬遠されるような土地です。宅地間の敷地延長空間を集約し、広がりのある共用スペースを実現。住民たちが自由に行き来することで「小径」が生まれ、限られた空間の中に広がりを創ることで、駐車やゴミ出しなどの利便性が向上し、豊かな生活を生み出します。
計画の特徴は1宅地の駐車場を飛び地として計画することにより、3戸分の駐車場が集約されたことです。
程よいコミュニティのある暮らし
「小径」はコミュニティ形成の場所となり、相互扶助を促します。リビングからの眺めを考慮して配置された植栽は、柔らかい目隠しにもなり、常に住まう方に季節感を楽しませてくれます。
子育て・情操教育の場としての安心安全な暮らし
ウェルカムゲートのウォールにはインターホン・郵便など外部との連絡を集約させ、駐車スペースには門扉を取り付け居住者以外の通り抜けを防止しました。人車分離を実現した「小径」は安心な生活空間となり、子供達にとっては安全な遊び場であり、彩りのある木々が情操を育むための場所となります。